「もっと顔を出したほうがいいですよ。」
以前は、そんなアドバイスをいただくことも多くありました。
実際、数年前の自分のサイトは、かなり顔写真が多かったと思います。
もちろん、“誰が作っているか”が見える安心感はあります。
ただ、リニューアルを進める中で、少しずつ違和感も出てきました。
以前のサイトでは、プロフィール写真など、
自分の写真をかなり多く掲載していました。
個人で活動している以上、「誰が作っているか」は確かに大切です。
特に、女性向けサービスや個人事業のサイトでは、
“人柄”が判断材料になるケースも少なくありません。
ただ、サイトを見返していく中で、
「結局、何をしてくれる人なのかが少し見えづらいかもしれない」と感じるようになりました。
“誰か”より先に、“何を整えるか”を見せたかった
以前のサイトは、世界観や雰囲気をかなり重視して作っていました。

ただ、
- どんな相談ができるのか
- どこまで対応しているのか
- どういう流れで整えていくのか
このあたりが、少し後回しになっていました。
今思うと、“自分を見せること”に寄りすぎていた部分もあったのかもしれません。
そこでリニューアルでは、顔写真を減らす代わりに、
導線や情報整理そのものを見せる構成へ少しずつ変えていきました。
“雰囲気”だけで終わらせたくなかった
サイト制作は、デザインだけで完結するものではありません。
実際には、
情報の順番をどうするか。
どこでお問い合わせへ繋げるか。
更新しやすい形になっているか。
そういった“整理”の部分がかなり大きい仕事だと感じています。
だからこそ、自分のサイトでも、「なんとなく素敵」だけで終わらず、
何を整えているのかが伝わる構成にしたいと思うようになりました。
顔写真をゼロにしたかったわけではない
もちろん、顔写真そのものを否定したいわけではありません。
個人で仕事をしている以上、
“誰が対応するのか”は安心感にも繋がります。
ただ、以前よりも「見せる量」を整理するようになりました。
トップページの印象を顔写真中心にするより、
サービス内容や導線、サイト全体の空気感から、「こういう人が作っているんだな」と
自然に伝わる形のほうが、自分には合っていたのだと思います。
そのためリニューアル後は、Aboutページやサイドバーなどお問い合わせ導線の一歩前に
安心材料として顔写真を置くようにしました。
サイト全体で伝える、という考え方
最近は、「プロフィールを強く打ち出す」というより、
サイト全体の整理や見せ方で信頼感を作ることを意識しています。
記事の書き方。
余白の取り方。
情報の順番。
導線の静かなつなぎ方。
そういう細かい部分の積み重ねのほうが、
その人らしさは意外と伝わるのかもしれません。
顔写真を減らしたのは、“隠したかった”というより、
サイト全体で伝える方向へ少しずつ変えていった結果でした。



