伝わる導線を整える|埼玉県さいたま市のホームページ制作事務所

ホームページ制作で、一番最初に決めるべきこと

A Mac computer, keyboard and mouse on a desk with a plant.

ホームページ制作の相談をいただくとき、
「どんなデザインにしたいか」より先に聞くことがあります。

このサイトは、誰に何をしてほしいのか。

自分自身のサイトをリニューアルしたとき、この順番を後回しにして進めてしまったことがありました。

デザインはまとまっているのに、どこか据わりが悪い。
振り返ると、「目的」が曖昧なまま手を動かしていたことが原因でした。

最初に決めるべきことは、デザインでも構成でもなく、サイトのゴールです。
この記事では、その理由と整理の仕方を書いています。

デザインから始めると、どこかで詰まる

制作の依頼をいただくとき、「参考サイトを集めてきました」という方は多いです。

見た目のイメージは固まっている。
でも、サイトで何を達成したいかを聞くと、少し言葉に詰まることがあります。

これは珍しいことではありません。

サイトを作るとなると、どうしても見える部分——デザインや構成——から考え始めてしまいます。

でも、見た目は「目的を伝えるための手段」なので、
目的が定まっていないと、何が正解かを判断できないまま制作が進んでいきます。

自分のサイトを以前作ったときも、同じ状態に陥りました。

デザインのトンマナを決めて、ページ構成を考えて、
コーディングまで進んだのに、
公開直前になって「このサイト、誰に何を伝えたいんだっけ」という感覚が残っていました。

「目的」とは、サイトに来た人に何をしてほしいか

サイトの目的は、ひとことで言えば「来た人に何をしてほしいか」です。

問い合わせをしてほしい、サービス内容を理解してほしい、信頼を感じてほしい——
これらは似ているようで、少し違います。

たとえば「問い合わせを増やしたい」なら、導線とCTAの設計が中心になります。
「まず信頼を感じてもらいたい」なら、実績や制作の考え方を丁寧に見せることが優先されます。

目的によって、何を前に置くかが変わります。

目的が決まると、何を入れて何を省くかの判断軸ができます。

逆に目的が曖昧なままだと、「とりあえず全部入れておこう」という方向に流れやすくなります。

目的があいまいだと、情報が増えていく

目的が定まっていないサイトには、ある共通点があります。

情報量が多い割に、何を一番伝えたいかが見えにくい、という状態です。

サービスのこと、プロフィール、実績、ブログ、お知らせ——どれも必要な情報です。
ただ、目的なく並べると、来た人はどこを見ればいいかわからなくなります。

迷ったまま離脱するか、問い合わせまでたどり着けないまま終わることが多い。

自分のサイトでもこれが起きていました。

「全部見てほしい」という気持ちから情報を詰め込んだ結果、
どこにも視線が止まらないページになっていました。

削ることへの抵抗感があったのですが、
目的を「まず相談のハードルを下げること」に絞ったとき、
ようやく何を残して何を省くかが整理できました。

目的の整理は、一文で書けるくらい具体的に

目的を整理するとき、「集客したい」「認知を広げたい」では少し大きすぎます。

もう少し具体的に、一文で書けるくらいに落とすと設計に使いやすくなります。

たとえば、
「サイトを見た人が、問い合わせ前に安心感を持てる状態にする」
「制作の考え方を知ってもらったうえで、相談につなげる」

——このくらいの粒度になると、ページ構成や文章の書き方にも反映しやすくなります。

ヒアリングでもこの問いを使っています。

「このサイトを見た人に、最終的に何をしてほしいですか」。

最初はうまく答えられなくても、整理しながら言葉にしていくと、制作全体の方向が定まってきます。

目的が決まると、デザインの判断も早くなる

目的を先に整理しておくと、制作中の判断がスムーズになります。

「このセクション、必要か?」「この情報、前に出すべきか?」——こういった判断を、目的に照らし合わせて決められるからです。

逆に言えば、目的が曖昧なままだと、「どちらでもいい」という判断が増えます。

デザインの方向が定まらない、何度も修正が発生する——
そういう状態は、目的の不明瞭さが原因であることが少なくありません。

デザインは、目的を伝えるための手段です。

手段を先に決めると、何のためのデザインかが見えにくくなります。

まとめ

ホームページ制作で最初に決めるべきことは、
「このサイトに来た人に何をしてほしいか」という目的です。

デザインの好みや参考サイトより先に、この問いを整理しておくと、制作の方向がぶれにくくなります。

自分のサイトでも、目的を後回しにしたことで、
一度作ったものをかなり整理し直すことになりました。

手を動かす前に立ち止まって考える時間は、結果的に制作全体を早くします。

目的が決まれば、何を入れて何を省くかの判断軸ができます。
その判断軸が、サイト全体の設計を支えています。

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