制作の相談を受けていると、
「自分のサイトが全然進まないんです」
という話を、同業の方から聞くことがあります。
実は私もその1人・・・
クライアントワークでは整理できるのに、
なぜか自分のサイトになると手が止まる。
実はこれ、
単純な“後回し癖”だけではないケースも少なくありません。
Webデザイナーや制作者ほど、自分のサイト設計に悩みやすいことがあります。
デザインも実装もできる。
構成も考えられる。
それでも、なぜか公開できない。
リニューアル途中で止まる。
細部だけ直し続けてしまう。
実際、これはかなりよくある状態です。
作れるからこそ、決めきれない
制作スキルがある人ほど、選択肢が増えます。
フォントも、余白も、導線も、アニメーションも。
「もっとこうできる」が見えてしまう。
その結果、完成より“調整”が優先され続けることがあります。
特に自社サイトは、クライアントワークと違って締切が曖昧です。
「一旦これで公開する」が難しくなり、結果として長く止まりやすくなります。
“何を見せるか”が逆に難しい
クライアントサイトでは、事業内容やターゲットが比較的整理されています。
ですが、自分自身のサービスになると、できることが増えすぎる。
Web制作。
デザイン。
実装。
ディレクション。
SEO。
SNS導線。
どこを軸に見せるかが曖昧になると、サイト全体の導線も散らばりやすくなります。
そして、情報が増えるほど、更新ハードルも上がっていきます。
“全部見せる”ほど、止まりやすい
自社サイトで特に起きやすいのが、情報の盛り込みすぎです。
実績も載せたい。
考え方も書きたい。
サービスも整理したい。
もちろん、それ自体は悪いことではありません。
ただ、整理されないまま情報が増えると、
どこから直せばいいかわからない状態になりやすくなります。
自社サイトは、“制作物”というより“運用物”
特に個人事業主のサイトは、公開後も少しずつ変わっていく前提で考えた方が、
運用しやすいケースが多いです。
最初から完璧に作るというより、
更新できる状態を残しておく。
その視点があるだけで、サイトはかなり動きやすくなります。
例えば、
- サービス追加しやすい構成にする
- 導線を増やしすぎない
- 記事カテゴリを最初に整理しておく
こうした“更新前提の設計”は、見た目以上に重要だったりします。
止まっている時は、全部作り直さなくてもいい
自分のサイトが止まっている時ほど、全部を変えたくなることがあります。
ですが実際には、
情報の順番や導線を整理するだけで、見え方が変わるケースも少なくありません。
特に、
「何をしている人なのか」
「どこを見ればいいのか」
「次に何を読めばいいのか」
この流れが整うだけでも、サイト全体の印象はかなり変わります。
自社サイトは、“センス”だけで動くものではなく、
整理と更新のしやすさで続いていく部分も大きいのだと思います。
まとめ
Webデザイナーや制作者ほど、
自分のサイトになると手が止まりやすいことがあります。
それは、スキル不足というより、
“できることが多い”からこそ起きやすい状態なのかもしれません。
見せ方。
導線。
世界観。
更新性。
全部を一度に整えようとすると、
サイトは少しずつ重たくなっていきます。
だからこそ、“まず何を見せるか”を整理することが、
意外と大切だったりします。
自社サイトは、完成させるものというより、
少しずつ整え続けていくもの。
そう考えると、
止まっていたサイトも、少し動かしやすくなるかもしれません。



