「誌面掲載が決まり、急いでサイトを整えなければいけなかった。」
2024年、自社サイトをリニューアルした理由は、かなり現実的なものでした。
ありがたいことに、ある誌面掲載のお話をいただき、これまで以上にサイトへの流入が増えることが予想されたため、
“見られても大丈夫な状態”に、短期間で整える必要があったんです。
当時はとにかく必死でした。
世界観、写真、余白、動き。
自分らしい空気感が伝わるように、かなり細かく作り込んだと思います。
でも今振り返ると、
「綺麗だけど、何をしてくれる人なのかが分かりにくいサイト」
になっていました。
見た目に集中しすぎていた
当時のサイトは、デザインとしてはかなり気に入っていました。

世界観にこだわったデザイン。
少し詩的なコピー。
いわゆる“雰囲気”は、よく出ていたと思います。
ただ、その反面。
- どんなサービスがあるのか
- 何を依頼できるのか
- 誰向けなのか
- どう相談すればいいのか
こういった情報が、かなり薄かったんです。
今見ると、「世界観」に寄りすぎて、
肝心の“入口”が整っていませんでした。
「なんとなく良さそう」で止まってしまう
特に反省しているのが、サービスページです。
当時は、
「細かく説明しすぎると世界観が崩れる気がする」
と思っていました。
でも実際は逆でした。
情報が少なすぎると、
見る側は判断できません。
結果として、
「自分に頼めるのか分からない」
そんな状態になっていたと思います。
実際、自分自身もあとから見返して、
「これ、初めて来た人には伝わらないな…」
と感じました。
“ポエム”だけでは、依頼には繋がりにくい
デザイナーのサイトって、
どうしても“雰囲気”に寄りやすいと思います。
もちろん、世界観は大事です。
でも、
ホームページは作品集である前に、
“案内”でもあります。
特に、個人事業主や小規模事業者のサイトでは、
- 何をしている人なのか
- どんな悩みを相談できるのか
- どこまで対応しているのか
このあたりが整理されているだけで、
問い合わせのハードルはかなり下がります。
逆に、どれだけ綺麗でも、
情報が曖昧だと「また今度見よう」で終わってしまいます。
今、少しずつ整え直しています
最近は、以前よりも“説明”を意識してサイトを見直しています。
たとえば、
- 制作内容を具体的に書く
- 導線を整理する
- サービスの違いを分かりやすくする
- 制作事例で「何を整えたか」を言語化する
- SEO記事で考え方を発信する
以前の自分なら、
「そんなに説明すると野暮かも」
と思っていた部分です。
でも今は、
“伝わること”もデザインの一部だと思っています。
まとめ
あの時のリニューアルは、
突貫工事だったからこそ見えた反省点がたくさんありました。
でも、その経験があったからこそ、
今は「見た目」だけではなく、
導線・情報整理・更新性・わかりやすさまで含めて、
サイトを考えるようになった気がします。
もし今、
「おしゃれにはなったけど、問い合わせに繋がらない」
と感じているなら。
それはデザインが悪いのではなく、
“説明の設計”が不足しているのかもしれません。



